ism(イズム) 第三回「SEOとリスティング広告」 セミナーレポート
さる9月4日(東京)・9月11日(大阪)に、ismセミナー第三回「SEOとリスティング広告」が開催されました。
おかげさまでますますご参加人数も増え、いつもの会場が大分狭く感じるようになって来ました。

Part.1 セミナー
ますます高まるサイト構造とコンテンツの重要性
前半はいつものように座学にて、最近変化の激しいSEO・リスティング広告の考え方についての講義が行われました。
■ これからのSEM
最近では検索エンジンだけでなく、Facebook、TwitterなどのSNSやメディアサイトなどからの流入が増え、トラフィックが分散する傾向にあります。また、スマホやタブレットなどの普及によって、24時間どこでもネット接続出来る環境にある方々が増えており、今までのようにネットとリアルの集客を別途に考える時代ではなくなって来ています。

そんな状況からゴンウェブでは、SERPs(検索エンジン結果画面)での順位を上げる対策だけをしていても、充分なアクセス対策にはならないと考えており、SEMは引き続き重要ではあるものの、よりサイトの構造とコンテンツを充実させる必要性が高まっていることをお伝えしました。
いったん作成したコンテンツは、Webだけでなく、他のメディアでも息長く使え、また、リスティングから流入する限られたPVを適切なページに割り当てる設計(サイト構造)の工夫は重要です。
■ リスティング広告と7段階フレームワーク
また、リスティング広告については、ゴンウェブの考える「7段階フレームワーク」から、サイト構造とコンテンツの重要性についてさらに詳しくお伝えし、「効果的なキーワード」の見つけ方、また「ユーザーモデル」を作成するためのキーワードグループ作成実演も行われ、午後のワークショップへとつながっていきました。
Part.2 ワークショップ
有効キーワードをもとに「ユーザーモデル」別訴求点・コンテンツを考える
午後のワークショップでは、まずグループごとに再び事業構造の基本となる「3C(Customer=顧客・Company=自社・Competitor=競合)」を確認していただきました。
そしてグループごとのサンプルサイトのキーワード群から、「効果的なキーワード」を見つけ出し、各グループ2つずつの「ユーザーモデル」を作成していただきました。
■ 効果的なキーワードの発見・ユーザーモデルの作成
同じキーワードで検索する方々は、老若男女にかかわらず、同じニーズを持っていると考えられます。そこから有望なユーザーモデルを割り出し、どのようなキーワードで流入して来た人に、どのようなメッセージ(訴求点)を伝えるコンテンツを作成するかを考えていただきました。
次回・第四回ではこちらをもとにしながら、実際のコンテンツ・サイト構造に落とし込んでいただく予定です。

- 参加者の声
- 東京
- ・「3Cとキーワードを結ぶ接着剤がユーザーモデルであるということがわかった。」
- ・「ベネフィット・差別的優位点のこと、コンテンツ作りの際に気をつけて行きたい。」
- ・「ユーザーを視るという視点が大事だということを実感した。」
- 大阪
- ・「ユーザーモデルの掘り下げ方、Analyticsで実際に操作しながらのグループワークで理解が深まりました。」
- ・「SEOもリスティングも全て3Cにつながっているという事が理解できた。」
- ・「短期的なSEMと、長期的な対策の2本柱が重要であるということ。」
- ・「ユーザーモデル別訴求点をまとめるまでの流れがすごく参考になりました。」
- ・「他社様のHPへの改善や見極めをしていると、自社のHPの見方も変わります。」
≫ ism第一回「戦略とマーケティング」セミナーレポート
≫ ism第二回「ECサイト4モデル」セミナーレポート
≫ ism第四回「ECサイトの設計と制作 」セミナーレポート
次回・ism第四回「ECサイトの設計と制作」は、東京・11月6日(水)、大阪・11月13日(水)開催予定です。