ウェブ制作会社向けコンサルティング

ウェブ制作業界が始まったのはおおむね2000年ごろでしょう。当時はまだウェブサイトを持っている企業も少なく、制作会社も少なかったため、工数のわりに報酬が多く、学生や若い方が稼ぐのに最適な事業でした。しかし、それから20年が経ち、ウェブ制作会社が増えて競争が激しくなるとともに、成果に無頓着な安かろう、悪かろうの制作が増え、企業側のウェブサイトに対する期待値が大きく低下しました。本来ウェブ制作はクライアントの市場分析からウェブ戦略の立案が前提ですが、多くのウェブ制作会社はそこに踏み込んでいません。そこにはいまだにニーズがあり、市場があります。

一方で、ノーコード・ローコードウェブ制作が一般的になってきました。自社内でウェブ制作を自社内で完結しようという人たちが増えています。これによって、ウェブ制作費用も自社内で制作する場合のコストと比較されるようになり、下落傾向にあるようです。行政の補助金でも、ウェブ制作はほとんど対象にならなくなってしまいました。※小規模事業者持続化補助金が一般的ですが、以前は50万円まででしたが、現在は全体の1/4という制限があり、12.5万円が上限です。

このような流れの中で、ウェブ制作会社が生き残るためには差別化が必要です。差別化の方法は大きく2つあります。一つはより先進の技術やデザインを学び続けること、もう一つはより難易度の高い上流工程(ビジネス領域)に踏み出すことです。私たちは、2005年からウェブ制作会社向けのコンサルティングを行って参りましたが、2013年からウェブ制作会社向けの集合研修を事業化し、そのタイミングでウェブ制作会社向けのコンサルティングは中止していました。いまでは一般社団法人ウェブコンサルタント・ウェブアドバイザー協会として、教育を行っています。しかし、昨今のウェブ制作市場の状況を鑑み、集合教育ではカバーしきれない、より迅速で個別のアドバイス、教育を再びコンサルティングメニューとして提供することになりました。

ウェブ制作会社向けコンサルティングメニュー

1.診断・アドバイス

22万円/日 ※交通費・宿泊費別途

社員を全員集めて、丸1日のヒアリングとディスカッションにより、課題を診断します。多くの制作会社のワークフローを見てきた権 成俊が、ヒアリングから課題を抽出し、整理し、解決の方向性をアドバイスします。 これまで多くの場合、上流工程のサービス化と、見積の改善によって1年で明確に収益が改善します。継続的なコンサルティングのお試しプランとしてもご利用ください。

  1. ワークフローの診断・アドバイス
  2. 見積もりの診断・アドバイス
  3. サービス項目、内容の診断・アドバイス
  4. 組織体制への診断・アドバイス
  5. 実績の分析、診断・アドバイス

2.コンサルティングサービス導入支援

55万円/月 ※交通費・宿泊費別途

学習のアドバイス、教材の提供、実際の案件へのアドバイス、一部参加によって、教育しながら収益を伸ばします。利益率の改善と売り上げ改善の両面から効果があります。案件参加はアドバイスのみです。資料作成やウェブ制作作業にはかかわりません。

収益改善のモデル実績

3.顧問契約

毎月11万円+成果報酬 ※交通費・宿泊費別途

2.のコンサルティングサービス導入支援と同等の内容を成果報酬で行います。企業の規模や求めるペースに応じて、毎月のかかわる時間を調整し、成果に応じてかかわりを増やします。成果報酬は、決算書ベースで、前年からの利益の増加分について、割合を決めてシェアします。導入時には、初期にウェブ制作会社診断をご利用いただき、課題を確認することが必須です。